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「エギング.net」のTAKUYAです。
皆さんは中古釣具を買ったことはあるでしょうか?
最近は釣り業界も昔に比べ、だんだんと価格が上がってきていると感じます。
気持ちは「新品が欲しい」と思ってもなかなか予算が足りないなんてこともあると思います。
今回は、中古釣具で失敗せず、お得に購入して活用していく方法をご紹介したいと思います。
◆中古ロッドのチェックポイント
中古ロッドを購入する際には注意しなければいけないことがあります。
いくつかチェックポイントをご紹介したいと思います。
ガイドの錆びの有無
特にソルトロッドに多いのがガイドやガイド周辺の錆びです。
一度錆びてしまうと厄介で、だんだん広がっていってしまいます。
見た目も良くないですし、PEラインなどが錆びの部分に擦れてしまうと切れてしまうこともあります。
なので極力錆びがないものを選ぶようにしましょう。
ガイドの青錆びです。
こういった錆びはこすればとれるときもありますが、ほかの物と一緒にしていると移る場合があるので注意が必要です。
ガイドリングの傷、歪み、エポキシ樹脂の黄変
ガイドの錆びと一緒に確認して欲しいのがOリングとガイドを固定しているエポキシの色や傷です。
ガイドリングの傷、歪みはラインが切れる原因になるのでしっかりと確認しましょう。
また、エポキシ樹脂に関しては黄変が進むと強度低下につながります。
色味の程度をみて判断しましょう。(上の画像でも黄変しているのが確認できます)
トップガイドの角度がおかしい物です。
変形してしまったものを無理やり直したのでしょう。
ブランクスの傷
基本的にブランクスの傷があるものは絶対やめましょう。
傷の状態などにもよりますが、特にティップ周辺に傷があるものはいつ折れてもおかしくないです。
バット側の傷であれば程度をみてという感じになるでしょう。
繋ぎ目
ロッドのジョイント部分は意外と見落としがちですが異様に固かったり、緩い場合は購入を控えた方が良いでしょう。
特に緩い場合は使用時に抜け落ちてしまう可能性がありますのでしっかりと確認しましょう。
◆中古リールのチェックポイント
中古リールを購入する際もロッドと同じようにチェックするポイントがあるのでご紹介したいと思います。
錆びの有無
ロッド以上にリールのサビは天敵になります。
なかなか購入時に内部の錆までは確認できないですが見える範囲だけでも錆がないことを確認しましょう。
↑ロッドと同様な青錆びがでています。↑
特にレベルワインド周辺なので注意が必要です。
巻き感
巻き感は機種によって元々かなり差がありますが重要なのは内部の見えない部分の異変を感じることにあります。
巻いた時に引っ掛かりや異様な重さを感じた場合は、ギアが欠けたり錆たりしていることが考えられます。
リール表面の傷
ロッドと同様にリール本体の傷はしっかりと確認しましょう。
リールの動作に影響があるような傷がある場合は購入を控えた方が良いです。
また、リールの傷に関して一番に確認してもらいたいポイントがスプールです。
ベイトリールは開けないと見れないですが必ずチェックしてください。
スピニングリールのチェックポイント
わかりづらいですがスプールエッジに傷があります。
このくらいであれば耐水ペーパーなどで削ると使用できますが注意が必要です。
爪で引っ掛かるかどうか確認すると良いです。
ベイトリールのチェックポイント
ダイワのベイトリールではTウイングレベルワインドシステムというものが採用されています。
初期のものではPEラインで削れる現象がありました。
これもわかりづらいですが実際に削れて傷になっています。
個々の機種の特徴なども事前に調べておくとチェックする際の手助けになります。
パーツ供給について
特にオールドリールなど古い機種などを購入する際などですが壊れたりした時や、メンテナンスする時にパーツが手に入らないことがあります。
パーツの入手ができるかどうかも事前に確認しておくと良いでしょう。
▼中古釣具の買えるところとメリット、デメリット
中古釣具を購入できるところはいくつかあります。
購入できる場所とそれぞれのメリット、デメリットをご紹介したいと思います。
◆タックルベリーなどの中古釣具専門店
中古釣具専門店では実物を実際にさわったり見たりできるのが一番のメリットになります。
釣具に精通している方が店員さんだったりもするので情報も聞くことができます。
なので一番中古釣具を購入するのには適しているかもしれません。
しかし、デメリットとしては掘り出し物が少ないことです。
なので専門店で購入する際はこれでもかというくらいしっかりとポイントを確認して購入しましょう。
◆専門店以外の中古ショップ(セカンドストリートなど)
専門店以外の中古ショップのメリットは専門店と同様に実物を確認できることと、掘り出し物があることです。
店員さんが専門の方ではないことが多いので思いがけないものや専門店ではプレミア商品になっているものが低価格で販売されていることがあるのが、おもしろみのあるところです!
デメリットは実売価格ではなく定価から販売価格を設定していることが多く古いものでも高めの金額設定になっていることが多いことです。
気になった物があった場合、専門店よりもしっかりとさわって確認することをおすすめします。
◆ネットオークションやフリマサイト
最近では一番中古釣具を手に入れやすい場所かもしれません。
メリットは、探せば一番多くものを見つけられ、安く手に入れられます。
恐らく複数のオークションやフリマサイトを探していけば見つからないものはほぼないと思います。
また価格交渉もできる場合もあるので掘り出し物を見つけることも可能です。
デメリットは実物を見たり触ったりできない、本当に適正価格かどうか判断しづらいことです。
また適正価格かどうかをしっかりと下調べすることをオススメします。
▼中古のロッドやリールを購入する前、購入した後にすること
相場の下調べは重要
中古釣具を購入する前にしてほしいことは相場などの下調べと、購入したいものの状態の確認です。
この2点だけははしっかりと確認しましょう。
安物買いの銭失いとならないようにすることが重要です。
中古釣具はメンテンナンスが必須
購入後にしていただきたいのはメンテナンスです。
ロッドもリールもメンテナンスすることによって購入前にわからなかった良い点、悪い点を確認することができます。
中古釣具を購入した際はメンテナンスをしてください。
◆わたしの中古釣具失敗談
私は中古釣具はフリマサイトを利用することが多いです。
普段からリールのオーバーホールなども自分でするので多少の不具合であれば対処できるからです。
しかし、ベイトリールを購入した際一度だけ本当に失敗したな、ということがありました。
それは日本モデルと海外モデルでのパーツの違いでした。
同じ物の日本モデルを所有していて気に入っていたので予備のパーツ取りにもできるし、状態が良ければサブ機としても使えると思い、海外モデルを購入しました。
状態はサブ機としては微妙で必要なパーツをとるかオーバーホールで使えるか考えていたところ、、
メインギア周辺が日本モデルと海外モデルで大きく異なっていたのです。
海外モデルのパーツはなかなか手に入らないし、メーカーの修理も対応していません。
結局は無理やり修理してサブ機として使用しましたが本当に残念でした。
しっかり調べるとドラグの数値などの違いもあったので気づけた事柄ではあったのですが残念でした。
商品の状態以外にも事前にいろいろ調べておくと良いですね。
▼まとめ
今回は中古釣具の活用方法をお伝えしました。
現在は質の良い中古の物も気軽に購入することができます。
ですが中古には思わぬ落とし穴もあります。
今回の記事が中古釣具購入を検討されているかたの参考になれば幸いです!
趣味にはお金もかかるので中古のものも活用しながら快適なフィッシングライフを送っていただけたらと思います。