アオリイカ釣りのメジャーな手法、エギング。
今回の記事では釣りが初めての初心者の方でも、上級者のように楽しむポイントをギュッとまとめて解説していきます!
70点は取れるはじめてのエギング最初の一歩
エギングとは?
沿岸部に多く生息するアオリイカを、釣竿(ロッド)をシャクって釣る手法です。
春と秋が一番釣りやすいとされていますが、夏冬でも釣れます。
時期ごとの狙い場
春
春は大物釣りのシーズン!
春はアオリイカが産卵を迎える時期なので、一番大型が釣れるのもこの季節。
1kg以上のアオリイカが狙えます!
・春のイチオシポイントは「藻場」
アオリイカは藻場に産卵する習性があるため、藻場を中心に攻めていきましょう!
夏
夏は穴場!
夏のエギングは難しいと思われがちで、人によってはオフシーズンだという人も。
実はアオリイカ、生息するのに適した水温は20~30℃と、夏場でも活動可能です。
そして春や秋には混み合う釣り場も比較的空いてるので、プレッシャーが少ない状態で釣りを楽しむことが出来ます。
・夏のイチオシポイントは二つ。「潮通しのいい場所」と「藻場」
「潮通しのいい場所」とは、磯から突き出た場所(岬)や防波堤の先端部になります。
夏場はこのような流れが発生しやすい場所を優先的に選びましょう。
磯や堤防の先端、島や沖磯との海峡などは、活動的な夏イカが現れる好スポットとなります。
「藻場」は読んで字のごとく、藻が生えている場所を狙いましょう。
海中の栄養が豊富でアオリイカが集まりやすかったり、春に産卵しなかった遅生まれの個体を狙うことができます。偏光グラスを使うと見やすくなります。
秋
「秋」のエギングは子イカ!
春に生まれて成長したアオリイカの新子(子供)は、秋にはある程度成長し、群れで小魚を捕獲しています。
好奇心旺盛な個体が多く、肉眼でも確認できる近場までエギを追ってくることが頻繁にありますのでエキサイティングなエギングを楽しむことができます。
・秋のイチオシポイントは港内
好奇心旺盛とはいっても、まだ子供のアオリイカは遊泳力も低いため、さらに成長する冬ごろまでは漁港内やワンドの奥など、大型魚が少なく潮の流れも緩い、いわば守られた水域で過ごします。
冬
・冬は深場に隣接したエリアを選ぶのがポイント!
冬場のアオリイカは、春先まで水温の高い場所or深場の水温が安定した場所に移動します。
そのため水温の高い場所を探して、比較的重いエギやディープ設計のエギを使うのがセオリーです。
エリア選びのポイントとしては、水温が真っ先に下がりやすい湾奥エリアなどは避けて、深場の隣接する、外洋に面したエリアを選ぶことが釣果アップの秘訣になります。
外洋に面したエリアでの釣りは、風が強く当たってラインが流されたり、潮の流れが速く、エギの操作が難しかったりと、少しハードルが高くなりますが、1キロを超える大型のアオリイカが釣れたり、群れに当たれば良型のイカが連発したりすることもありますので、ぜひチャレンジしてみてください。
エギングで必要な装備(釣具)紹介
ロッド(釣り竿)
エギングロッドで一番汎用性のある長さは8フィート台のロッドになります。
8フィート台のロッドは取り回しやすと飛距離の稼ぎやすさのバランスが最も良く、最初の一本に相応しい基本的な長さです。
私が使用しているエギングロッドのインプレ記事がありますので、ぜひ一読ください。
リール
エギング用のリールを選ぶ基準は
- シマノ製=3000番
- ダイワ製=2500番
これらの番手を選んでおけば間違いありません。
私が使用している「セフィアCI4+ 3000番」のインプレ記事もありますので要チェックです!
エギ(疑似餌)
エギとはイカを釣るために作られた疑似餌のことです。
まずは安物を使うのがおすすめ。初心者だと何かとうまくいかないことも多くあるので、安物でたくさんトライするほうが精神衛生上良いでしょう。
高いエギを使うより、ポイント選びが重要です!
私のおすすめ格安エギはタカミヤの「エギボンバー」です。
安いのに作りがしっかりしていて、十分にイカが釣れる性能を備えていますので最初のエギには超オススメです。
本格的にエギングを始めたい方には以下の記事がオススメ!
これまで色んなメーカーのエギを使いまくってきた漁師morishinがエギの選び方・使い方を徹底解説しています!
ライン
ラインとは釣り糸のこと。
エギング用のラインは「PEライン」という種類を選びましょう。
1kg以上の大物を狙える春や夏は0.8号、初心者におすすめなのも0.8号です。
中級者からは0.6号を使用している人が多いです。
初心者にとっての「PEライン」のデメリットは、糸と糸を結ぶノット部の組み方が難しいことです。
私のおすすめはFGノットです。最初は難しく感じてなかなかうまくつくれないと思いますが、上達のコツはとにかく何度も何度もノットを組むことなんです。
ぜひ根気強くトライしてみてください。
バッグ
動きやすいエギング用のショルダーバッグがおすすめ。
エギが多数収納できたり、小物入れやロッドホルダーが付いていたりと機能満載。
【予算】5000円~
エギケース
エギをロストした場合など、予備のエギを入れるケース。100均商品でも作れます。
【予算】300円~
ハサミ
ラインを切ったり、イカを締めたりできる万能道具。100均で良いのでぜひ
【予算】100円~
ライフジャケット
万が一のために必ず必要です。腰巻タイプだと釣りの邪魔になりにくいのでオススメです。
【予算】3000円~
偏光グラス
偏光グラスとは、普段は反射して見れない水中まで見ることができるアイテムです。
画像:眼鏡市場より
絶対必要ではないですが、実際にイカを目にしながら釣ることができるようになりますし、目の保護にもなりますので着用をおすすめします。
【予算】7000円~
エギングでの釣り方
ここではざっくりとエギングのやり方を解説します。
- まずエギをキャストして着水したら、カウントしながら一度ボトムまで沈めて、おおよその水深をイメージしましょう。
※日中のアオリイカ狙いではエギをまずは着底されることがキモです。イカは底のほうにしかいないというようなイメージを持ってやってみてください。 - 海底の深さを把握したらアクションやフォールでイカにアピールしましょう。
- アタリが出たらラインが「プンッ」と跳ね上がったり、ラインのテンションが抜けてたるんだりするので、すばやくアワセをいれましょう。
- うまくイカが針に掛かればあとは押し引きをくりかえせばGETできます!この時あまり強く引っ張るとイカの身が切れてバラしてしまいますので、ゆっくりとやりとりすることを意識してみてください。
まとめ
「【基礎から学べるイカ釣り!!】70点は取れるはじめてのエギング最初の一歩」解説はいかがだったでしょうか。
エギングは多少の特殊な道具を使うので最初のハードルは少し高いですが、イカは貪欲な食欲を持っているため、ポイント選びさえ間違えなければ比較的簡単に釣れるターゲットです。
ぜひエギングにチャレンジして、最初の一杯を釣り上げてください。
自分で釣ったイカを自分で捌いて食べると格別に美味しいですよ(笑)
エギングのことをもっと深く知りたいという方は以下の記事も要チェックです!