なぜ、サーフエギングなのか?!
それは、基本的にサーフはアオリイカの回遊ポイントになるので、どんな時期にでもサーフ周りにイカがいるからです。
サーフでは子イカだろうが親イカだろうが回遊してきます。子イカでちょこちょこ楽しみながら、たまにキロクラスの親イカも釣れちゃうという贅沢な釣りがサーフでは可能なのです!!
初心者から上級者まで、誰もが1度は経験のあるエギング。
一般的には藻場や沖に突き出した堤防などで行うイメージが強い釣りですが、実はそれだけじゃないんです。
今回は、初歩エギンガーにとってはちょっと変わり種の、「サーフエギング」について書こうと思います。
「人気の防波堤には人が多すぎる。。もっと広々とエギングがしたい!!」という人にもサーフでのエギングはおすすめです!
ぜひサーフエギングを覚えて釣り場の新規開拓をやってみてくださいね。
サーフエギングの基礎知識
サーフエギングとは
砂浜や砂利浜などの、いわゆる「サーフ」で「エギング」をする、というもの。
エギングではまだまだマイナーな場所のため、ライバルも少なく、変にプレッシャーを感じにくいのもgood!
サーフエギングのメリット
①スレているイカが少ない
サーフエギングをしている人はまだまだ少ないため、サーフ周辺のイカはスレてない個体が多いです。
エギを見慣れてない分、比較的イージーなので、初心者でも十分にアオリイカが釣れる場所だといえるでしょう。
②釣り場が広い・入りやすい・安全!
まだ釣り自体の経験が少ない人や女性、お子さんは特に強く感じると思うのですが、「釣りしてて海に落ちそう、、」って思っちゃう人は多いはず。
実際私も最初の頃は思ってました。(笑)
でもサーフなら関係ありません。
もちろん危険が「ゼロ」ではありませんが、他の釣り場と比べて、高い場所もありませんし、砂の上でこけたとしてもケガしにくいので、安全性が高いです。
また釣り場が広くなるため、周りのプレッシャーも感じにくく、初心者でものびのびと釣りができるポイントと言えるでしょう。
サーフエギングのデメリット
①荒天に弱い
パラパラと雨が降る程度は問題ないですが、天気が荒れてきて、風や波が強くなるとアオリイカは浅場を離れ、深場へ潜る傾向がありますので、サーフエギングで釣果を上げることは難しくなってしまいます。
②遠投が必要
サーフのほとんどが遠浅なため、エギを遠投しないとアオリイカがいるポイントを攻めることができません。
遠投するために重たいエギを使うと、すぐに着底してしまいイカにアピールすることができませんし、軽いエギを使うと遠くに飛んでいかない。。
サーフエギングは、あまり投げるのが得意でない超初心者には向いてない釣り場だといえます。
釣りを始める前にぜひ遠投する練習から始めてみてください。
おすすめの季節
親イカから子イカまで揃う秋の9~11月、春からの3~5月シーズンがおすすめ。
基本的にはサーフはアオリイカの回遊ポイントになるので、どんな時期にでもサーフ周りにイカはいます。
実際、夏のナイトゲームで涼みながらエギをシャクっていたらアオリイカが釣れちゃったってこともあるくらいです。
秋の9~11月、春からの3~5月がおすすめな理由は数が釣れやすいってことにあります。
サーフでは子イカだろうが親イカだろうが回遊してくるのです。子イカでちょこちょこ楽しみながら、たまにキロクラスの親イカも釣れちゃうという贅沢な釣りがサーフでは可能なのです!!どうですか?!サーフでエギングをやってきたくなったでしょう(笑)
どんなサーフが良い?
砂利や小石で、浜の角度が急な、いわゆる「急深サーフ」が1級ポイントです。
イカが大きくなる時期である秋~春のアオリイカのハイシーズンは、ある程度深さがある水域に生息するため、そういった場所と物理的に近い方が釣りやすくなるためです。
急深なサーフなんてないよ!!って方は。
急深なサーフがない!あるいはわからないという方は、磯場の近くのサーフや岩場が点在しているサーフを選ぶのがおすすめ!
アオリイカはまっさらな砂場よりも岩場に絡んだポイントにとどまる習性があるので、そのようなポイントを意識して探すと釣果アップに繋がりやすくなります。
サーフエギングの装備
ロッド
サーフエギングではロッドは長ければ長いほど遠投性能が上がるのでできる限り長いものを選ぶのがマストです。
サーフエギングの基本スペックとしては
- 長さ=9ft前後
- 硬さ=M〜MH
- 適合ルアーサイズ=3.5号〜4.0号のエギに対応
竿先に張りがあるタイプのほうが、しっかりとロングキャストできるのでおすすめですよ。
チューブラーティップのオールシーズンセミロングモデル
飛距離重視のロングレングス設定。使用頻度の高い3.5号を中心に2.5号~4号までの幅広いエギサイズに対応。磯や足場の高い堤防、サーフなどで飛距離を稼ぎ、ストロークのある大きなジャークにも対応。
リール
エギング用のリールを選ぶ基準は
- シマノ製=3000番
- ダイワ製=2500番
これらの番手を選んでおけば間違いありません。
私が使用している「セフィアCI4+ 3000番」のインプレ記事もありますので要チェックです!
PEライン
サーフでのエギングは遠投できるかどうかで釣果が左右します。
PEラインの太さは遠投性能を一番に考え0.6号がベスト!
太くても0.8号まで。PE1号になると飛距離がガタ落ちします。
わたしが今一番におすすめできるのがシマノ社の「セフィア8+」です。
このラインはホントに摩擦に強い!!
偏光グラス
日中サーフでは太陽の光を遮るものがなく砂浜、海面ともに太陽光を反射して目へのダメージが大きくなります。
遠くの海面変化を探しやすくなりますし、目への負担を減らすためにも、サーフエギングで偏光グラスは必須といえるでしょう。
偏光グラスを選ぶ際は、あまりにも安いものは避けてください。
安物の偏光グラスは安いだけあってレンズの歪みがとても大きいんです!
歪みの大きいレンズを使用していると目が疲れてしまって長時間釣りに使用することができません。
さらに人によっては体調の悪化を訴える人もいるのです。
偏光グラスを使用していてやたらと目が疲れると思っている人は一度、偏光グラスの歪みを疑ってみてください!
ちなみに、漁師として毎日釣りをしている私は、すべてタレックス製の偏光グラスを使用しています。
サーフエギング釣果アップのコツ
メインは夕マズメ~夜間
アオリイカは日中サーフでも釣れます。
ですが、効率良くアオリイカを釣るのなら断然、夕マヅメからのナイトゲームがオススメ!
それはなぜか、
特にトリックがあるわけではなく、イカは夜行性であり、夜に捕食活動が活発化するからなんです。
特に日が沈んで暗くなっていくタイミングが一番捕食活動が活発化しエギへの反応が良くなります。
なので、サーフには陽が沈む30分前には入り、準備をバッチリ済ましておきましょう。
潮目、潮の流れを読む
釣りを開始したらまずは潮がどちらに流れているのか確認してください。
良い潮の流れかたは、深い側から浅い側にいっている流れ方です。
この流れかたのいいところは、イカが浅瀬にエギを追い詰めている様子を再現できるからです。
潮の流れかたの次に注目すべきは潮目です。
潮目は潮のぶつかっている場所なので小魚などが溜まっていることが多くあるのです。
もちろんその小魚を目当てにイカも寄ってきますので、サーフエギングでは外せないポイントとなります。
アクションは「大きくスローに」が基本
ナイトエギングは基本スローなアクションで大丈夫です。
夜はイカの警戒心が薄まりがちで、エギをスローに大きく動かし、しっかりイカにエギを見せることがキモです。
日中のサーフエギングでは激しく小刻みに動かすことが良いこともありますが、日中だろうが夜だろうが、大きくスローなエギングアクションでイカは十分抱いてきますよ!
私は、漁師として毎日釣りをしているので、連日バシバシとエギをシャクっていようもんなら手首がすぐにダメになってしまいます!
手首に負担を掛けないためにも激しくエギをシャクることはせず、大きくスローにシャクることを意識してエギングをやっていますが、そうそう他のエギンガ―に釣り負けることはないですよ(笑)
カラーはピンク・オレンジ系が実績高い
ナイトエギングでは断然、ピンク系・オレンジ系が実績が高いです。
なので釣り始めは派手なカラーでガンガン攻めて、アタリが減ってきたらグリーンやパープルに変更して、釣り逃したイカを狙ってみてください。
サーフエギングにおすすめなエギ
最後にサーフエギングで釣果アップ必須のおすすめエギを紹介します。
【ヤマシタ】エギ王K シリーズ
とりあえずエギ王Kを持っておけば間違いないと言い切れるほど、実績ナンバーワンのエギ
よく飛び、フォール姿勢も安定していて抜群。
サーフエギングの全てにおいて高レベルな最強エギだと思っています。
本当によく釣れるエギなので、初心者でも必ず1本は持っていてほしいエギです。
シャロー帯を攻めることの多いサーフエギングでは「エギ王K 3.5号シャロータイプ」が一番適しています。
【ダイワ】エメラルダス ステイ 3.5号
ダイワ独自の”釣れるエギ”のノウハウを凝縮したエギで、初心者から上級者まで幅広く使われているエギ。
鋭いキレのある動きにより、フラッシング効果も高く、広範囲にアオリイカにアピールすることができるので、サーフエギングでは活性が高いアオリイカを手っ取り早く釣ることができます。
逆に低活性時には、強烈なアピール力で捕食スイッチを入れることができるとともに、スローフォールで誘うこともできるので思わずアオリイカも抱きついてきます。
価格良し、性能良しのコスパ抜群なエギなので、初心者でも釣れるエギとしてオススメします。