さて、いきなりですが、エギングで使用するリールに初心者・中級者・上級者向けというのは存在しません。(笑)
ロッドの場合、物によって性質が大きく異なるので、そのロッド特性をしっかり理解できていないと使いこなせなかったりしますよね。
リールは基本的には「回すと巻ける」機能自体は変わりなく、
高価なリールになると使われている技術が向上し、品物自体が良くなっているだけだからレベルに応じてリールを使い分ける、ということはないからです。
「じゃあ今使っている物でいいじゃん!」という話なのですが、それがそうでもないんです。
釣り歴は10年以上、エギング(アオリイカ)をメインでやっており、ブラックバス、青物(ジギング)歴も長くやっています。
私が最初に購入したリールはセットについていた物で、すぐ壊れてしまいました。
次に購入したリールは、DAIWAの「ジョイナス」という糸付きで販売されている入門者用のリールで、購入時に巻いてある糸を減らし、その上からPEラインを巻いて使用していました。
そして、このリールでしばらくの間釣りをすることになるのですが、結論から言うと十分エギングで使用することができます。
安物のロッドでエギを動かすのが難しいのと違い、
リールは基本的にエギの動きに大きく影響しないので、
イカがかかったときに身切れしないようにドラグが付いている物なら大抵のリールでエギングは出来ます。
ではなぜ中級者向けと書いてオススメリールを紹介するのかというと、
安価なリールと比べて、素材、技術に拘ったリールには相応の価値があり、
その価値が釣果に直結してくると思っているからです。
例えばですが、現在販売されているDAIWAのジョイナスですが、2500番で260gの重さです。
それに比べ、実際にエギングのプロが使用しているリールで、「DAIWA LUVIAS(ルビアス) AIRITY」というリールがありますが、
”FC LT2500S”というモデルは155gしかありません。
ジョイナスと105gの差があるわけです。
一日中キャスト・アクションし続けるエギングにおいてタックルの軽さは、それだけで釣り人のストレスを減らしてくれ、動きのキレも増すと思いませんか?
あくまで一例でしかなく、このように良いリールを使うことで得られるストレスの軽減は釣り人の集中力を高めてくれます。
それが釣果につながってくるのを私も経験したことがあるため、
エギングにハマり、これからもっとイカを釣りたい!と思っている方々に今回ご紹介するリールをオススメしたいのです。
そしてどんなリールがエギングに適しているかという話ですが、特に大事なのは剛性と軽さです。
剛性については、エギングは、アクションをし続ける釣りですので、やはりリールにかかる負担は計り知れません。
剛性に欠けるリールを使用していると故障につながり、釣りどころではなくなり、釣り事態を楽しむことは出来なくなってしまいます。
次に軽さですが、先にも書いたように1日中振り続けるものですので軽いに越したことはありません。
しかし、この剛性と軽さというのは本来反比例する物であり、
そこに技術力が注ぎ込まれることで初めて剛性と軽さが備わったリールが完成します。
そこにプラスして、これでもか!と最新リール技術を追加投入しているため、どんどん値段が上がっていくわけですね。
今回は私が普段から愛用しているDAIWA製品の中から、最新リール技術にも少し触れながらおススメできるリールを紹介いたします。
経験談や私の考えなど交えて紹介できたらと思っているので最後まで読んでいただけると幸いです。
エギングでもっとイカを釣るためのリールの選び方
前置きが長くなりましたが、ここからはエギングにて使用可能なオススメリールを値段順に書いていきます。ざっくりした実売価格も記載しておきますので参考にされてください。
DAIWA 21フリームス(FREAMS) LT2500
リール重量=200g
なぜこの価格帯のリールから紹介するのかというと、私的にこのリールからDAIWA製品のコスパが、いい意味で暴走していると思っているからです。(笑)
まず、今やDAIWAの代名詞とも言えるMAGSEALD(マグシールド)が搭載されています。
MAGSEALDとは、磁性を帯びた液体の事でリール内部への浸水を防ぎ、ギアを錆や埃から守ってくれる技術です。
このMAGSEALDのおかげでリールが圧倒的に長持ちしますし、メンテナンスもとてもしやすくなります。
そして剛性と軽さを支えているのがZAION(ザイオン)というメインとなる素材。
実はこのリールほとんどが高密度カーボン素材でできているため、金属と違い腐食することがありません。
カーボンの軽さを生かしつつも独自の技術で作り上げられたその素材は、マグネシウムの強度を上回ります。
それらに加え、他にも嬉しい技術が搭載されていながらこの価格(¥13,000程)で購入できるのは本当に驚きです。
20ルビアス(LUVIAS) LT2500
リール重量=175g
似た商品で先ほど紹介したLUVIAS AIRITYというリールがありますが、別物です。
こちらのリールも、もちろんの事、MAGSEALDを搭載しています。
そしてメインとなる部分にZAION製モノコックボディ構造を採用することで剛性と軽量化を両立しています。
このモノコックボディとは、従来のリールがボディとボディカバーという2つのパーツで構成されていたものをZAION素材1つで成型したものの事です。
これによりパーツが複数あるリールに比べ、たわみに強くなり剛性が格段に向上するという技術です。
内蔵ギアもさらに良いものを使っているため回転がとてもスムーズ。
そしてそれが長続きする設計になっています。
重量も175gと200gを切っているため申し分なし!
実際、私も使用していますが、今のところトラブルもなく、しっかりと釣果に貢献してくれています。
わたしはライトショアジギングでも使用していて、上記の写真の50㎝を超える”クロホシフエダイ”を釣り上げました
21EMERALDAS AIR FC LT2500S
リール重量=160g
最後に紹介するのは少々お高くなりますが是非紹介したいリール。
エギング専用機 “エメラルダス エアー”
もちろんの事ですが、エギングに最適な設計とデザインが施されています。
性能面でもMAGSEALDをギア部分だけでなくラインローラー部分にも採用。
ドラグで糸を出しながらジャークをしたり、釣りあげる際にもドラグでラインを出しながら釣りあげるため、エギングにおいてラインローラー部分はとても重要なパーツです。
それをしっかり守ってくれるため、いつまでもストレスなく使用することが可能。
そのラインローラー部分にも滑らかに糸を出す手助けをしてくれるボールベアリングを2箇所に配置。
ハンドル部分にも同様にボールベアリングを盛り込んだ一台です。
当然のようにZAION製のモノコックボディで仕上げてあります。
使用感はもちろん快適ノンストレス!
回転はとてもスムーズでガタつきとは無縁です。
さらに、なんといっても軽い!
エメラルダスシリーズのロッドとも、性能・デザインともにベストマッチ!!
おすすめの一台です。
エメラルダス AIR LT2500-DH実釣レビュー|ダイワリール
「エメラルダスAIR」を詳しくレビューした記事も参考にどうぞ!!
おわりに
以上、今回は中級者へのオススメリールを紹介させていただきました。
もちろん紹介したリール以外にも、たくさんエギングで使えるものは存在します。
性能、軽さ、デザイン、様々な視点から吟味し最高の一台と釣りに行きましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ししまる’s article
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